UK BP150Fの浮き姿勢

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UK BP150Fの浮き姿勢をご紹介

UK BP150Fのベースデザインは世界で1番有名であろう「ザラ」です

でもこのルアーもナイロン時代の設計思想です。

これはスーパースプークですが、浮き姿勢はかなりのお尻下がりです。下のフックが下に着いてるのでもう少し角度があります。後方へ向かってシェイプされたデザインは、恐らく左右へのスイングを助ける為でしょう。

反り型もあったんですが、伸びるラインでいかに効率良くルアーを動かすか?当時は悩みに悩んだでしょうね。結果として反り型や後方シェイプが最も効率良くルアーを動かすという結論に至ったんでしょう。

一方、日本ではイワシを捕食するアクションとして反り型が最も適していて、基本的に反り型や立ち浮き姿勢のルアーが大半を占めるようになりました。

私が子供の頃には日本でも国内産のペンシルベイトが出回るようになりましたが、頭が大きく後方がシェイプしたデザインが大半で、リアルデザインとしてスリム型のペンシルも出てきましたね。特にリベットやハンクルは真似してハンドメイドしていました。

いずれにしても水面ピチョピチョ系です(笑)

さて・・PEライン全盛の現代、抵抗の少ないペンシルベイトは軽い力で動いてはくれるものの、動き過ぎるとラインを拾ったり、着水即エビという現象に悩まされます。しかも3フックならば尚更です。

UK BPの浮き姿勢ですが、少しだけ頭を持ち上げたような姿勢になっています。最初はアイが水に浸かる位の位置で調整しようとしたんですが、サイドの首振りはキレイでもヘッドが水に入る為に扱い方次第でアクションエラーが起きるケースがわずかながらにあります。BPのボディは葉巻型をしているので逆にナイロンラインではレスポンスが落ちると思います。PEラインならでは設計思想だと言えるのはここです。

このルアー琵琶湖でめちゃ効きそう・・実はそう言われる事が多いです。確かに効きそうだな・・と思いますが、その時はPEでお願いします・・と伝えるようにしています。それほどナイロンとPEは大きな違いがあります。

バスではそれほどでも?みたいなルアーでも、ソルトの世界で花開くルアーがたまにありますが、レスポンスの良いPEラインで扱う事で、予期しないアクションが出ているからだと思います。

コレは現在「本当に釣れている」ビッグペンシル二つと比べた正面からの姿勢です。形状の違いがコレだけの差を生んでいます。

後方を反らせているのに比較的水平に近いアクションを出そうと相反する・・

大いなる葛藤を感じます(笑)

お尻のシェイプを除けば150mmしかないBPのボリュームが良く分かります。

無理して100gを超えるペンシルを使う時は終わり、現実的にビッグペンシルってこの辺のサイズで良いよね?スピニングでも扱いやすいしね!と気づいた多くのユーザー(笑)

多分今年はこぞって100〜150mmのサイズが出回ると思いますが、それが本当の答えだって事です(笑)