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ようやくローテーションゲームと言えるほどに製品ラインナップが揃いつつある「UKシリーズ」ですが、今回はそのUKシリーズを用いたローテションゲームを初秋感の漂う宍道湖フィールドで実践してきました

一気に水温が低下し、夏から秋へ移行を開始した中海〜宍道湖エリア。中海西岸大海崎から宍道湖東岸まではサッパがびっしりと入り、夕マズメを中心に全域でボイル祭りが始まっています。サイズは9~10cm程が中心ですが、小さなイワシも混じってきているのでどのエリアでも爆釣ではないかと思います！

今回はベイトを追ったゲームに加え、藻場を中心としたランガンゲームで魚を拾っていく釣りをしてきました

使用するルアーはUK SPINシリーズにUK BAITシリーズをローテーションしながら攻略しました

まず大前提なのは春のサッパ祭りと異なり、秋のサッパ祭りはシーバスの立ち位置が異なります。ここを知って置かないと頓珍漢な事になってしまうので、簡単に説明を。

まず春のサッパ祭りはアグレッシブにベイトの群れを追いかけてシーバスも動きます。つまり捕食の活性がとても高く、ルアーサイズにはそれほどシビアではありません。所謂ビッグペンシルなどのルアーでもイージーに食ってくるのはそういう理由からだと私は考えます。一方秋のサッパ祭りはシーバスの居るところへサッパが大量に入ってくる（もしくは移動してくる）という受け身の状態です。なのでシーバスの立場からすれば「選んでベイトを捕食する」という立ち位置だと思うわけです。つまりしっかりと見て捕食している。捕食対象を選んでいる・・という訳です。なのでその状況（タイミング）に応じて反応の良いアクション、ルアーサイズ、カラーなどにとてもシビアであり、数も型も出すには色んな事を考えながら組み立てする必要があるんです。

勿論・・ずっとサルベージソリッドを投げていれば大きな外しはないですが（笑）、釣れない時間があったり、サイズが伸び悩んだりという事が往々にしてあるので、やはりローテーションをしっかり決めて「時と場合による」釣りをする事が数もサイズも他を圧倒する事になります

という事で・・朝マズメどころか昼前にゆっくり出勤で宍道湖へ

まずは南岸エリアの藻場をランガンしていく作戦

数は今ひとつですがとにかくサイズが良い。80クラスも珍しく無いですが、とにかく藻が多いので通すコースや攻め方に工夫が必要です

藻場に掛かる手前のラインを丁寧に探る。勿論サルベージソリッドで手返し良く攻めるのも正解ですが、私はそのラインをゆっくり見せる釣りで攻めていきます。ブレードベイトはバイブレーションよりもアピール力は弱いですが、一発を仕留める威力は最強です。UK SPINでズドンとナイスサイズ！80半ばサイズですがタックルはプロトのライトタックルでラインはPE0,6号に14lbリーダー。藻場に行かれると獲れないので神経をすり減らすファイトです

このデイブルーというカラーは宍道湖で1番実績のあるカラー

オープンエリアをスローに攻めていくと上昇アクションでガツン！と引ったくるバイトがめちゃ興奮です。とにかくスローに・・スローリトリーブ革命を謳うUKシリーズの真骨頂です

ベイトが10cmクラスなのにUK BAIT7にて良型を！これは別に忖度でもなんでもなく、UK BAIT15/21のローテーションの中に組み込んでいった結果です。深いバイトが減ったな？と感じた時に7へ替えてボトムからやや早めにリフト&フォールで攻めていくとゴチンっ！と食ってきました。サイズを落とす代わりにカラーのパワーを高めてNHナノハナを選択しました。これもローテーションゲームの勝利です

見せて食わすのにやはりカラーは重要。DCLより色の付いたカラーの方がサイズが良かった印象です。UK BAIT15/21が軸になりますが、こういうカラーのローテーションも数釣りにハメているからこその検証です

もう数も型も十分に堪能出来たのでそろそろ帰ろうや・・と言ってるのに残り物の良型を更に拾っていく（笑）

UK SHADWORM#CCキャンディクリア＋5gヘッド

ローライトに強過ぎず弱過ぎずのカラーを選択するあたりが流石です。

今回はTOPでボコボコに釣るのが目的だったんですが、そのTOPにもちょっと飽きたので、ローテーションでどこまで釣果を伸ばせるかを試してきました。あらゆるカラーで仕留めましたがやはり色の力はルアーのローテと同様にとても重要ですね

そうそう・・巻くだけアクションのドッグウォークで・・

10~12cm のペンシルがどハマりする中で唯一反応が多かったUK BBのドックウォークアクション。その理由はヘッドがダイビングせずにスケートするからです。あらゆるビッグペンシルを投げてみましたが、ダイビングしてもヘッドが太いペンシルじゃないと見切られ度合いが半端ない。シーバスはダイビングじゃなくスケーター。これは基本中の基本ですね。もしダイビングをさせたいなら・・UK BBみたいに水平じゃないと釣果に大きな差が出るでしょう。

でも・・今はトップやるならマングローブ社のマヒペンが最強ですね。チャムペン時代の宍道湖ペンシルベイト黎明期から最高の釣果を出してきたペンシルベイトです。立ち姿勢ですがダイビング時にヘッドが大きく丸いので叩きながらスライドします。このマヒペンの20cmとか作ればいいのに（笑）

タックル
「ビッグベイト」
ロッド：エクスセンスジェノスB80MH/RF
リール：スコーピンMD301XGLH
ライン：PE3号＋30lb

「UKシリーズ」
ロッド：ディアルーナBSS73M＋
リール：エクスセンス3000MHG
ライン：PE1号＋20lb

「UKシリーズ」
ロッド：プロト78ML
リール：ヴァンキッシュC3000MHG
ライン：PE0,6号＋14lb